XPからUbuntuへの移行メモ(OS編)の続きです。
デスクトップ作業用の便利なツール等。
Ubuntuインストール時に、サードパーティのソフトをインストールするという選択をしていれば、いくつかは既にインストールされている。
特記のないものは、Ubuntソフトウェアセンター(デスクトップ左の、買い物袋アイコン)を開き、ソフト名を検索してインストール可能。
OfficeソフトLibreOffice Writer - ワードプロセッサ(MS-Wordに相当)
LibreOffice Calc - スプレッドシート(MS-Excelに相当)
LibreOffice Impress - プレゼンテーション(MS-PowerPointに相当)
LibreOffice Draw - 作図(Office製品からなくなったMS-Drawに相当)
LibreOffice Math - 数式エディタ(MS-Mathematicsの一部機能?)
LibreOffice Base - データベース(MS-Accessに相当)
PDFビューアードキュメントビューアー - PDF、PS、EPS、DjVu等のビューアー
画像関連GIMP 画像エディター - 画像作成、写真編集
KSnapshot - 画面表示を、ウィンドウ単位、矩形領域単位で取り込み(ドキュメント作成に便利)
Dia - ダイヤグラム、図表等作成(MS-Visio相当)
プロジェクト管理ツールMS-Project相当のプロジェクト管理ツール、GanttProjectをインストールするには、
GanttProjectのホームページからdebパッケージをダウンロード。.debファイルをダブルクリックすると、ubuntuソフトウェアセンターが開くので、インストールする。
VirtualBoxデバイスベンダの提供するツールは、Windowsのみ対応のものも多いため、XPも動かさざるを得ない場合、VirtualBoxの仮想環境で動かす。(KVMより安定して動きました)
VirtualBoxのダウンロードページから、「VirtualBox x.x.x for Linux hosts」の対応するもの(当該のUbuntuバージョン、32bitはi386、64bitはAMD64)と、「VirtualBox x.x.x Oracle VM VirtualBox Extension Pack」をダウンロード。
ダウンロードした.debをダブルクリックし、Ubuntuソフトウェアセンターからインストール。
sudo gpasswd -a 自分のユーザアカウント名 vboxusers
で、自身をvboxusersグループに追加する。
デスクトップで(どのWindowもアクティブでない状態で)Altキーを押し、コマンド検索に「virtualbox」と入力。Oracle VM VirtualBoxのアイコンが現れるので、クリックしてVirtualBoxマネージャーを起動。
VirtualBoxマネージャーのウインドウがアクティブな状態で、画面上部のステータスバーにマウスカーソルを動かし、ファイル-環境設定-拡張機能ーパッケージを追加(右側の四角に逆三角形のアイコン)で、ダウンロードしたOracle VM VirtualBox Extension Packを選択て、拡張機能をインストールする。
VirtualBox Mania等を参考に、ゲストOSをインストールする。
(ThinkPad T60は、WindowsXPのインストールメディアが無く、HDDイメージをリカバリするタイプのものなので、VritualBoxへのインストールができませんでした。たまたま、他のPC用にXPのインストールメディアを持っていたので、それを利用しました。Productキーは、PC本体に貼ってあるもものを入力すれば、問題なくインストール出来ました。)
VirtualBoxでゲストOS動作中に、PCがサスペンドやハイバネートすると、復帰後にゲストOSのCPU使用率が異常に大きくなり、事実上ゲストOSがクラッシュしてしまう問題があるため、
VirtualBox をサスペンド&ハイバネートに対応させるの手順により、サスペンド・ハイバネート時に、ゲストOSを状態保存して休止する設定をおこなう。
sudo gedit /etc/pm/sleep.d/90virtualbox
で、以下内容のファイルを作成して保存。
#!/bin/bash
suspend_vms()
{
for USER in $(ps h -C VirtualBox -o user | uniq); do
for VM in $(sudo -u $USER VBoxManage list runningvms | grep -o "[0-9a-f-]\{36\}"); do
sudo -u $USER VBoxManage controlvm $VM savestate
done
done
}
case "$1" in
hibernate|suspend)
# hibernate)
suspend_vms
;;
*)
;;
esac
exit $?
ファイルに実行のパーミッションを与える。
sudo chmod +x /etc/pm/sleep.d/90virtualbox
(別のPCで、64bit環境のUbuntuに、Windows8 64bitをVirtualBoxで仮想化してインストールして使っていますが、上記の方法を使っても、サスペンド復帰後に、ゲストOSのクラッシュを避けれれませんでした。64bitの問題なのか、Windows8による問題なのかは不明です。32bitのUbuntuとWindowsXPpro32bitでは、問題なく復帰しています。)
リモートデスクトップUbuntuクライアントから、ネットワーク内の他のWindows、Ubuntuどちらのマシンへも、リモートデスクトップでログインできる。
デスクトップで(どのWindowもアクティブでない状態で)Altキーを押し、コマンド検索に「remmina」と入力。Remminaリモートデスクトップクライアントのアイコンが現れるので、クリックして起動する。
ウインドウ上部の、新規リモートデスクトップの作成アイコン(書類に+のアイコン)をクリックし、適当な名前を付ける。プロトコルは、「RDP - リモートデスクトッププロトコル」を選択。サーバーの欄に接続先のIPアドレスを入力し、ユーザ名、パスワードにそれぞれリモートPCでログインしているものを入力。色数は、256色以外を選択。(256色で、不具合が出る場合があるとの情報あり)
リモートPCがWindowsならば、リモートデスクトップの接続を許可する必要がある。
リモートPCがUbuntuならば、
vnc で Ubuntu をリモート操作に従い、リモート側のPCを設定する。
x11vncをインストール。
sudo apt-get install x11vnc xinetd
xinetdの定義ファイルを作成。
sudo gedit /etc/xinetd.d/x11vnc
以下内容を入力し、保存する。
service x11vnc
{
type = UNLISTED
disable = no
socket_type = stream
protocol = tcp
wait = no
user = root
server = /usr/bin/x11vnc
server_args = -inetd -o /var/log/x11vnc.log -display :0 -forever -bg -rfbauth /etc/vncpasswd -shared -enablehttpproxy -forever -nolookup -auth /var/run/lightdm/root/:0
port = 5900
flags = IPv6
}
x11vncのパスワードを設定設定。
sudo x11vnc -storepasswd /etc/vncpasswd
xinetd を再起動する。
sudo service xinetd restart
自分自身を「再帰的」にリモートデスクトップ接続すると、ブラウザクラッシュに遭ったかと思うほど、悲惨なウィンドウになるので注意!