ブログ - Ubuntu12.04ltsにISE14.4をインストール

Ubuntu12.04ltsにISE14.4をインストール

カテゴリ : 
ツール
執筆 : 
dohi 2013-3-25 20:00
Xilinxは、Ubuntuをサポートしていませんが、動かしている人は多いようです。私の環境でも、動作させることが出来ました。

32bit版なら、Ubuntu Japanから、日本語Remixパッケージをダウンロード可能です。
64bit環境を動かすには、Ubuntu.comのダウンロードーページから、64bit版をダウンロードします。
Ubuntuをインストールすると、管理権のあるuserが一つ出来ますが、「システム設定->ユーザアカウント」で、もう一つ管理権のあるuserを作っておくことがオススメです。Ubuntuは、rootでログインしない前提のようで、インストール直後の状態ではrootのパスワードがわかりません。管理権のあるuserアカウントがもうひとつあることで、万一、普段使っているアカウントから管理権がなくなってしまった場合に、対処することができます。


Xilinxのダウンロードサイトから、Vivado および ISE Design Suite - 2012.4 Full Product Installationの、Linux 用フル インストーラーをダウンロードします。6.5GBもあり、先方のトラフィックにも依りますが、私の回線(200MBPSの、西日本Flet's光)で一時間近く掛かりました。EDK、SDK、ライセンスツール等も含まれているので、他のファイルをダウンロードする必要はありません。(PetaLinuxSDKは、別ファイルになっています)
尚、日本語環境では、デフォルトのダウンロード先が、ユーザーホーム直下の、ダウンロードという名前のディレクトリになりますが、多バイトコードを含んだディレクトリにあると、インストールスクリプトが正しく動かないようです。ダウンロードしたISEのインストーラーを、~/xilinx等の、別のディレクトリにコピーします。

ファイルの解凍は、Ubuntuに標準でインストールされるファイルマネージャで出来ます。(右クリック->ここに解凍する)
端末(シェル)を、Ctrl+Alt+Tで開き、インストールスクリプトを起動します。解凍先が、~/xilinxなら、
cd ~/xilinx/Xilinx_ISE_DS_Lin_14.4_P.49d.3.0
sudo ./xsetup


Cable Driverのインストールには失敗します。
George Smart Wikiソリューションが書かれています。makeの際、64bit版ではlib32を指定するよう書かれていますが、私の環境では、通常のlib(64bit)でmake出来ています。逆に、lib32を指定するとエラーが出ましたが、ドライバーのインストールはできているようです。念の為、64bitのlibでもmakeを掛けています。以下、64bit版の場合です。
sudo apt-get install gitk git-gui libusb-dev build-essential libc6-dev-i386 fxload
cd /opt/Xilinx
sudo git clone git://git.zerfleddert.de/usb-driver
cd usb-driver/
sudo make lib32
sudo make
sudo ./setup_pcusb /opt/Xilinx/14.4/ISE_DS/ISE/
George Smart Wikiのこのページに、ISEのPATHを、.bashrcに設定する方法が書かれていますが、これをしてしまうと、ISE以外のソフトで不具合が出ます。私は、ホームディレクトリにset_xilinxというスクリプトを作って、
set_xilinxの中身
# setting for Xilinx tool
if [ -f /opt/Xilinx/14.4/ISE_DS/settings64.sh ] ; then
   . /opt/Xilinx/14.4/ISE_DS/settings64.sh
fi
ISE実行前に、これを実行しています。
. ./set_xilinx
ise
32bit環境では、set_xilinxのsettings64.shを、settings32.shにします。


ISEのシンセシスで、linuxのコマンドgmakeを使っているため、gmakeの無いUbuntuではエラーになります。コマンド名の齟齬だけなので、makeをgmakeにリンクしておきます。
sudo ln -s /usr/bin/make /usr/bin/gmake
情報源は、XilinxのUserForumです。

私も、インストールして動かしだしたばかりなので、他の問題が見つかり次第、内容を追加していきます。



2013年3月27日追記
ツールからXilinxドキュメントが開けない問題があります。ブラウザにURLを渡すライブラリのバージョンに齟齬があるようで、以下の操作により解決しました。
cd /opt/Xilinx/14.4/ISE_DS/ISE/lib/lin64
sudo mv libstdc++.so libstdc++.so.bak
sudo mv libstdc++.so.6 libstdc++.so.6.bak
sudo mv libstdc++.so.6.0.8 libstdc++.so.6.0.8.bak
sudo ln -s /usr/lib/x86_64-linux-gnu/libstdc++.so.6 ./libstdc++.so.6
32bit環境の場合は、lin64の部分がlinに、x86_64-linux-gnu部分がx86_32-linux-gnu i386-linux-gnuになるかと思います。
情報源は、このアーティクルです。


2013年3月29日追記
Cable Driverのセットアップスクリプト実行が漏れてました。makeのあとに、setup_pcusbの実行を追記しました。
George Smart Wikiのページでは、何故かこの行だけ、プロンプト込で書いてますね。

2013年4月16日追記
libstdc++ライブラリが、Xilinxディレクトリ中の他の場所にもありました。commonとPlanAheadディレクトリです。Xilinx SDKはcommonディレクトリのライブラリを参照しているようです。64bitの場合、以下のリンクを張ります。
cd /opt/Xilinx/14.4/ISE_DS/common/lib/lin64
sudo mv libstdc++.so libstdc++.so.bak
sudo mv libstdc++.so.6 libstdc++.so.6.bak
sudo mv libstdc++.so.6.0.8 libstdc++.so.6.0.8.bak
sudo ln -s /usr/lib/x86_64-linux-gnu/libstdc++.so.6 ./libstdc++.so.6
cd /opt/Xilinx/14.4/ISE_DS/PlanAhead/lib/lnx64.o
sudo mv libstdc++.so.6 libstdc++.so.6.bak
sudo ln -s /usr/lib/x86_64-linux-gnu/libstdc++.so.6 

2013年4月19日追記
sudoが抜けていた記述等を修正しました。
Cable Driverのインストールで、最初にlib32でmakeする必要があったので、修正しました。
ISE13.4、ISE14.5でも、同じ手順でインストール出来ました。

2013年6月11日追記
Ubuntuのライブラリアップデートのためか、fpga_editorが動かなくなりました。以下のエラーが出ます。
/opt/Xilinx/14.5/ISE_DS/ISE/bin/lin64/_fpga_editor: error while loading shared libraries: libXm.so.3: cannot open shared object file: No such file or directory
libmotif4をインストールして、リンクを張ります。
sudo apt-get install libmotif4:i386
sudo ln -s /usr/lib32/libm.so /usr/lib/libXm.so.3
すると、libstdc++でエラーが出ました。
/opt/Xilinx/14.5/ISE_DS/ISE/bin/lin64/_fpga_editor: error while loading shared libraries: libstdc++.so.5: cannot open shared object file: No such file or directory
libstd++5をインストールしてみます。
sudo apt-get install libstdc++5
今度はこのエラーが出ましたが、fpga_editorそのものは、動くようです。
Wind/U Warning (254): The Wind/U Client daemon running in the system has wrong version 0 - should be version 1.
Wind/U Error (193): X-Resource: DefaultGUIFontSpec (-*-helvetica-medium-r-normal-*-14-*) does not fully specify a font set for this locale
Wind/U Error (248): Failed to connect to the registry on server hogehoge

対策を調査中です。

2013年6月12日追記
昨日の追記で、余計なことをしていたようです。シンボリックリンクをやめたら、何がしかエラーは出るものの、fpga editorそのものは動くようになりました。

2014年2月12日 libstdc++.so.6の、32bit時のパスが間違っていたので修正しました。

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